2009年11月05日

CPAP(シーパップ)療法

現在、大きないびきや無呼吸が特徴である睡眠時無呼吸症候群の治療において世界的に広く利用されているのが、CPAP(シーパップ=軽鼻的持続陽圧呼吸療法装置)です。
CPAPでの治療は、中度から重度の睡眠時無呼吸症候群の患者に大きな効果があります。
このCPAPでの治療では手術や薬は必要ありません。
酸素マスクのような機器を装着するだけです。
CPAPを使って鼻から室内の空気を送り込み、その空気の圧力によって気道を広げることで呼吸を楽にします。
気道を広げることで空気の通りがスムーズになり、ぐっすりと眠ることができて、いびきも軽減されます。

CPAPを使用するためには、鼻から送り込む空気の量の調節のためCPAPを使用して再度終夜睡眠ポリグラフィー(PSG検査)を受ける必要があります。
CPAP療法は睡眠時無呼吸症候群の中度以上の人には保険が適用されます。

CPAPを付けて眠ると呼吸が楽になるため、いびきが減るだけではなく、ぐっすり眠れるので日中眠くなることがなくなり事故の危険も防止できます。
そして深く眠れるので朝起きても疲れが残らなくなり、生き生きと毎日を送ることができます。
無呼吸や低呼吸が原因で起こっていた高血圧も収まる場合もあります。

毎日の装着がわずらわしいと思う人もいますが、ぐっすりと眠ることは自分自身のためだけでなく、家族のためでもあります。
装着を止めてしまうと、睡眠時無呼吸症候群の症状が戻ってしまいます。
旅行先にも持ち運んで快適な睡眠をとるように心がけてください。
この治療を続けながら、ダイエットして気道の脂肪を落として気道を広げるなどの努力を行うことも必要です。
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いびきと咽喉の手術

いびきの原因は、肥満により喉に付いた脂肪が原因である場合や、鼻炎などの鼻の病気など様々な原因で起こります。
この他、喉の中のアデノイドなどが原因でいびきが起こる場合があります。
いびきの治療の方法の1つに、咽喉の手術を行う場合があります。
ただし、再発や癒着の可能性もありますので手術に際しては医師との充分な相談が必要です。

・UPPP (uvulopalatopharyngoplasty)
喉の中を塞いで空気の通りを悪くしている扁桃腺や軟口蓋等を切り取る手術です。

・LAUP (laser assisted uvulopalatoplasty )
レーザーで部分的に扁桃腺や軟口蓋等を切り取る、いびきに有効な手術方法です。

・アデノイド切除術
赤ちゃんや幼児のアデノイドが肥大して気道を塞ぐと、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となります。
腫れが大きい場合、呼吸困難になる恐れもあります。
このような場合には、手術によってアデノイドを切除します。
費用は3割負担で5万円くらいが多いようです。
ただし、児童への医療費補助を行っている自治体も多いので制度を活用すると自己負担がとても少なくなります。

・扁桃腺摘出術
扁桃腺が腫れていびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となっている場合や、何度も扁桃腺が腫れて高熱を出すような場合に扁桃腺を摘出する場合があります。
全身麻酔で行います。
麻酔が切れた後は、喉の痛みが続き、しばらくは飲み込むのも痛い状態も続きます。
費用が3割負担でも10〜20万円くらいかかりますので、入院前に高額療養費の限度額適用認定証を用意しておき、入院時にそれを提出して限度額の支払いが済むように準備しておくと良いでしょう。

喉の病気の治療として手術を行う場合には、充分に医師と相談して決定してください。
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いびきと鼻炎の手術

アレルギー鼻炎など鼻の病気が原因でいびきをかく人がいます。
鼻の病気は鼻づまりでいびきの原因になるだけでなく、睡眠時無呼吸症候群を引き起こしたり、鼻炎を悪化させて蓄膿症になる、など別の病気の原因もなります。
服薬や点鼻薬などによってしっかりと治療することが大切です。

しかし、薬だけでは鼻の病気が完治しない場合もあります。
長年の鼻炎によって鼻の粘膜が腫れて分厚くなってしまった場合に鼻腔粘膜を焼灼(しょうしゃく=病気になっている組織を焼いて治療すること)して腫れを小さくすることもあります。
鼻腔粘膜を焼灼するには次のような方法があります。

・トリクロール酢酸(三塩化酢酸)による手術
トリクロール酢酸を薄めたものを鼻腔粘膜に塗ります。
これによって、粘膜が変形してアレルギー反応を起こしにくくします。

・レーザー手術
内視鏡とモニターを使ってレーザーを鼻腔粘膜に照射します。
アレルギー原を捕まえる粘膜をレーザーによって収縮させて、アレルギーを抑え鼻炎を解消させます。

・高周波凝固術
高周波メスを使って鼻腔粘膜を凝固させることによって、粘膜の腫れを少なくして粘膜を固くします。
これにより、花粉や埃が粘膜内に入る量が少なくなり、鼻水やくしゃみ、鼻づまりを軽くできます。
ただし、全ての人に効果があるというわけでなく、アレルギーが再発する可能性もあります。

鼻の病気があって、それがいびきの原因となっている人はその原因である病気をしっかりと治療することが大切です。
手術もそのいびき解消の方法の1つです。
治療方法の選択肢としてこのような方法もあるということを知っておいてください。
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